黒い森(シュヴァルツヴァルト)の再生

2014 9月 28日
by wakimoto

黒い森といえば酸性雨による大規模な被害が思い出されます。今どうなっているのか見に行きました。ドイツの南に位置するフライブルクの市有林に行きました。この黒い森はこの200年くらいに二度の大きな危機に瀕したと言われています。最初は産業革命の時、鉄鋼産業や工場建設などで森林が伐採されてしまったそうです。その後、森林の再生が行われましたが、日本と大きく違ったのが杉やヒノキ100%の森林ではなく、様々な木を世界から持ってきてどの木があっているのかという試行錯誤があったようです。そして戦後の高度成長期の大気汚染による酸性雨の被害だそうです。今では酸性雨も克服して今は豊かな森林があります。日本の森林の半分しかない面積で日本の5倍の木材出荷量があるようで、120万人もの雇用もあるとのこと、それを支えているのが林道です。

雨が日本より少ないということもあるのでしょうが、トラックの轍が出来ない技術があるようです。山側に水路があり、暗渠が100mおきに設置してあります。(日本だと80mおきに作る必要がある)この道のお蔭で材木が高価値で出荷できるそうです。また日本のように皆伐ではなく5年ごとに間引くように計画的に出荷するようで、50年に一度収入になる日本と大違いです。この林道のお蔭で、市民ハイカーも多くみられました。また森林の利用で日本では考えれないのが、森の幼稚園です。全国800カ所もあり、園舎はありません。ただ写真のように嵐の時の避難小屋があるだけです。(マダニがいないのでしょうね)森林の利用をさまざまに考えていて暖房一つとって見ても、日本でよく見る槇ストーブのように熱を外気に放出する様なものではなく全館暖房も賄っている優れものです。料理も湯も沸かし暖房もするという代物です。ドイツの森林経済はGDPの5%を占めているということです。


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