エネルギーの地産地消が地域経済の自立を保証する。フライアムト村のとりくみ

2014年 6月 28日
投稿者: wakimoto

フライとは自由という意味で中世の頃、領主に年貢を納めなくてもよい特権を与えられた村で、今でも自由な気質の旺盛な村です。今回訪れたのは、ラインボルト家です。牛100頭、豚350頭を飼育していましたが90年代末にヨーロッパを狂牛病が襲い、肉の値段が大暴落して経営が成り立たなくなり、牛と豚を売り、借金もして70万€の投資で340kwのバイオ発電事業に切り替えたのです。

飼料のサイロは今はバイオガスのタンクに変わりました。年10万€の売り上げがあり経営も安定したということです。15年くらいで回収できるということです。

牛に食べさせる飼料と同じものを入れれるので、畑にはこれまでと同じ飼料用コーンを栽培しているので、農地をそのまま利用できるのがうれしいということです。寒い地方なので食料用コーンの栽培はできないとか。また近所の酪農家から牛の糞尿も入れてガスを発生させます。

メタンガスをとった後は糞尿をもらった農家の畑と自分の畑に撒いて、これが本当の循環です。

給湯は学校の暖房、スポーツ施設、各家庭と給湯しています。

大手電気会社の電気を使うことは、アラブの石油王のところにお金が流れていきます。再生可能エネルギーで地域にお金が回るようにすることが、地域の自立を保証するという考えです。まさに日本でも当てはまることです。ドイツの自然エネルギー10倍のポテンシャルが日本にはあると言われています。早く脱原発を実現し100%自然エネルギーへの転換に政治を変えなくては感じました。

ドイツ・シェーナウ村の100%再生可能エネルギー電力会社の取り組み

2014年 6月 6日

70名の従業員で13万戸に電気を届けています

黒い森の近くの美しい村です

ドイツとスイスの再生可能エネルギーの取り組みを学ぶセミナーに参加しました。まずドイツの南にある人口2400人の小さな村の電力会社から

1986年4月1,000km離れたチェリノブイリ原発事故がおきました。数人の有志で「原発のない未来のための親の会」を立ち上げました。まず、省エネ運動から始めたそうです。原発の電気をできるだけ使いたくないから。その後2回にわたって住民投票で議会の議決を覆し、2億円もの資金を集めて1997年に電力供給が始まりました。その後周辺の自治体にも供給して今では13万戸もの顧客を持つまでになりました。社長は女性でです。運動の中心は母親と子供たちだったのです。

環境分野でのノーベル賞と言われるゴールドマン環境賞を受賞したときに、アメリカでの授賞式にオバマ大統領に渡したのが「原発をやめる100の理由」です。その時社長は足を骨折していて杖の中に隠して持ち込んだそうです。大統領と面会するときは何も持ってはいけないのだそうです。この本は9章からなっています。

第1章 燃料とウラン採掘 ウラン採掘の問題点を中心に書いています。

第2章 安全基準と健康被害 原発周辺の子供たちにガンが多発しています。

第3章 事故と大災害のリスク 30年前のテクノロジー、石器時代の産物(他のテクノロジーと比べて)。

第4章 放射性廃棄物と処分 地球上には廃棄物処分場は見つけることはできない。

第5章 地球温暖化と電力供給 原発は地球温暖化阻止に効果なし。

第6章 権力と利権 ドイツにも原子力村があるかの問いに、「無い、アトミックマヒィアならいる」

第7章 自由と民主主義 幸福と平和を望む人々の権利を脅かす原発。

第8章 戦争と平和 平和利用と軍事利用区別できない原子力。

第9章 エネルギー革命と未来 再生可能エネルギー電力は100%実現可能。

この本は日本に当てはまるように、解説がついています。100の理由が原発ならではのものであり、そんな原発を再稼働したり、外国に売ろうとする、日本はどういう国なんだと怒りに震えました。

案外きれいな花でした

2014年 5月 30日
投稿者: akihisa

5月29日の午前中は、義理の両親がしていた水稲のもみ用苗床づくりをはじめて手伝った。全部で3百数十枚分だったが、それなりのひと仕事であった。昨年までは2人だけでやっていたのかと思うと、おいしいお米をいただくだけだったことに対し、申し訳なく思った。

家に帰り、ふと外を見ると、スモークトゥリーが花を咲かせていた。数年前に、このブログに写真を載せたときは、この度のような赤味がなく、本当にスモーク(けむり)状の花だった。きっと時間が経過したら、けむり状になるのだろう。庭先の草木の日々のうつろいにも鈍感になってはいけないと反省した。為政者が「反知性主義」と「ヤンキー文化」で日本の道を誤らそうとしているときだけに。

追加。この時期にもみを蒔き、田植え用の苗になるまでに約3週間かかるそうだ。実際に田植えをするのは6月下旬で、「おそらく県南でも最も遅い田植えになるだろう」と義父が言っていた。今年はエルニーニョ現象が予想され、冷夏で稲に影響がないか心配だ。

雑草魂に恐れ入りました。

2014年 5月 9日
投稿者: akihisa

わが家では近年、ゴールデンウィークに大掃除をすることにしている。その理由は、①どこに出かけても人ごみで疲れる。②寒くも暑くもなく、特に水がぬるくていい。③スギ花粉の時期が終わっているので花粉症の妻も楽。などである。

今年は2年ぶりに高圧水スプレーで外壁も洗った。わが家に巣をはりめぐらしていたクモどもは、棲みかを奪われ、あわてていた。昔、アメリカのTV劇で「巨人の惑星」というのがあったが、きっとクモにしてみれば大型台風が襲ってきたように感じたのではなかろうか。お気の毒さまでした。

私は、庭の雑草をせっせせっせと抜いていた。砂地のやわらかい土に生えていた草を抜いていて「あれっ」と思った。この草の根が2方向に伸びていて、片方は他の草同様10㎝ほどの長さの根だったのだが、もう一方の根は横に伸びていて、ひっぱってもひっぱっても終わりがない。

やっと抜けてコンクリートの上に置いてみたら、葉っぱのところから根の先まで約40cmもあったのだ。途中の二股になっている上の部分は過去に葉っぱをつけていた枯れた茎?なのだ。その時根っこまで引き抜けなかったので、根が生きていて、このようにたくましく根を伸ばしたのだと思われる。ほんとに恐れ入りました。

基本的に害虫、たまに益虫

2014年 5月 9日
投稿者: akihisa

たいへんながらくお休みしていました。虫たちより長く冬眠しておりました。

みなさんは、キクスイカミキリという小型の甲虫をご存知だろうか?漢字で書くと「菊吸髪切」となり、その名のとおり、キク(菊)科の植物につく昆虫である。

左記の写真左は、このカミキリの幼虫が、私の母宅の菊の茎の中を食害し、茎がクネッとU字型に折れ曲がった状態。写真右がこの成虫。今年4月17日に撮ったもの。

時と所が変わって、写真左は、私の仕事場の敷地内のヨモギで、写真右がこれを食害している成虫です。撮影は今年5月9日。

体調1㎝に満たない成虫ですが、非常に俊敏で、カメラを一定距離(20cmくらい)内に近づけるとすぐに飛び立ち、近くの草木に止まります。私の幼少期にポピュラーだったゴマダラ、シロスジ、キボシカミキリなど中・大型のカミキリと違って、昔からたくさん生息していたような記憶はないのですが、現在は、少なくとも広島県と岡山県では増えていると思います。菊農家にとっては害虫ですが、雑草駆除を怠っている向きには益虫と言えるかもしれません。

シジュウカラの巣作りが始まりました

2014年 3月 25日
投稿者: wakimoto

3月19日、庭の桜が満開になりました。さくらんぼです。野鳥に食べられて、気が付いたときは一つも残っていません。

3月25日、シジュウカラが巣作りにやって来ました。家の中からガラス越しなので、画像が悪いのでごめんなさい。

上告やめて!! 1000通ハガキ投函

2013年 12月 29日
投稿者: Konndou

既報のように、14年近く闘ってきた御津虎倉産廃処分場設置計画の建設を裁判所は認めませんでした。集中豪雨対策ができていない、焼却場の建設は焼却灰の捨て場が無いとして一審棄却の判決を取り消し処分場建設は認めないという逆転判決を下しました。裁判所から喜びの勝利を地元に持ち帰って夜6時から、宇甘西地区コミュニティハウスで報告集会が開かれました。まだ勝利の実感が湧かない中でも「勝ったと分かった時泣けた」と涙を流しながら喜び合う姿が見られました。しかし、まだ勝負は残っています。業者が濠雨対策や、焼却物処分場の設置など、計画の新たな変更を申請すると設置を認められる可能性が生まれてきます。そのチャンスを狙う時間延ばしで最高裁に上告しようという業者のたくらみを止めなければなりません。虎倉阻止同盟の皆さんは決して処分場は造らせない決意をこめて、計画業者に1000通の上告中止の要請ハガキをおくりました。

御津虎倉産廃処分場建設工事差し止めの控訴審で逆転勝訴する

2013年 12月 26日
投稿者: wakimoto

 26日午後13:15分広島高裁岡山支部での判決に、大勢の傍聴者で(廊下で待つ人も)固唾をのん判決を聞きました。まず岡山市に対しての建設許可の取り消しを求めた裁判では、「控訴を棄却する」というもので、敗訴だということで呆然としていました。

次に業者に対しての建設工事差し止めについては、「処分場の建設を認めない」「焼却場の建設を認めない」という判決です。その時なぜと思いました。市の許可はよくて、建設はダメってどういうことと思いました。

あとで開かれた弁護士からの説明によると市が許可したのは、数年前だったので法的に妥当だった。しかし現在は地球温暖化による豪雨があり、調整池の汚染水が溢れるようなことがあれば、原告53人のすべてが健康の著しい被害が予想されるので処分場をつくってはいけない、処分場が無いのに焼却灰等捨てるところが無いため、焼却場を作ることはできないということでした。

これから詳しい判決の中身が明らかになると思いますが、歴史に残る画期的な判決でした。

余談ですがRSKは判決のニュースを報じましたが、岡山NHKは報じませんでした。

なぜ、温暖化防止に後ろ向きなのか?

2013年 11月 26日
投稿者: akihisa

2020年以後の温室効果ガスを減らす枠組みを決めるCOP19が閉会した。今回は、1997年の京都議定書(COP3)締結時より広がっていた、先進国と途上国との意見の対立がさらに大きくなった。92年の地球サミットで確認された「共通だが差異ある責任」(common but different responsibility)という原則を、先進国が忘れたがっていることに一番大きな原因がある。地球上の二酸化炭素は、産業革命以降急速に増えており、人類の産業活動に起因することは明らかになっている。1972年の「成長の限界」で、地球の有限性が指摘され、地球上のすべての人々が、先進国と同水準の生活を享受することはできないことが共通認識になってきた。だからこそ、各国は、温暖化防止については「共通の責任」はあるが、先進国と途上国とではおのずから「差異ある責任」があることが地球サミットでも合意されたのだ。

 京都議定書に締結しておきながら、批准せず、削減義務を果たさなかった、当時の温室効果ガス最大排出国のアメリカの罪深さは大だ。同時に、京都議定書の名をいただきながら、2013年~2020年の第2約束期間には、削減義務から離脱し、しかも2020年以降の次期枠組みに向け、「05年比3.8%減」すなわち「90年比3.1%増」という、減らすどころか増やす目標を恥ずかしげもなく「野心的」という修飾語までつけて発表した、わが国、日本の罪も大きい。

この会議前に、台風30号で甚大な被害を受けたフィリピンの政府代表団の訴えを日本政府は聞かなかったのか?温暖化防止で世界を牽引するEU諸国の落胆を日本政府は感じられなかったのか? 途上国は、先進国に対し、「差異ある責任」に見合う、すなわち、過去の温室効果ガス排出量に応じた資金援助を求める動きを示した(「赤旗」11月22日記事)が、この要求から逃げるのか?石原環境大臣は、COP2以来続けられてきた日本の環境NGOとの話し合いの場を持たなかった。ここにも、国民の声に耳を貸そうとしない安倍政権の姿勢が見て取れる。

以前にもこのブログで書いたが、温暖化の影響で、四季の移り変わりを楽しめなくなり、そして、自国の産業界の意向にのみ忠実で、世界から鼻つまみ者扱いされつつある日本に住む一人の人間として、誠に悲しくてやりきれない。

先日亡くなった、経済同友会終身幹事の品川正治さんをご存知だろうか?彼は、経済同友会大塚万丈らが昭和22年(1947年)にとりまとめた『企業経営の民主化 修正資本主義の構想』の伝統を守って、資本と経営の分離や従業員や関連会社などを大事にする経営をめざした。アメリカ式の株主資本主義への批判を持ち続け、経済界にありながら反戦と護憲をつらぬいた方だ。晩年は、日本共産党も参加する全国革新懇の代表世話人も務められた。彼は、自身の戦争体験もふまえて、「戦争を起こすのが人間なら、止めようと努力するのも人間。紛争を戦争にするかしないかは人間が選ぶこと」と訴えた。

IPCCが突きつけた科学の要請に、日本の政治は応えていないし、応えようともしていない。原発だのみの温室効果ガス削減の道が絶たれ、飛躍的に広がる可能性をひめた、自然由来の無尽蔵な安心安全な自然エネルギーの普及にも消極的で無為無策な日本の政治…。品川さんの言うとおり、主権者である私たち国民のたたかいで、日本の政治を転換するしかないとあらためて決意した。

それでもイノシシはやってくる

2013年 10月 29日
投稿者: akihisa

以前、私の母宅の家庭菜園(サツマイモ畑)にイノシシが出没していることを本ブログで紹介した。 母は、近所の門扉の施工に来ていた業者に依頼し、自宅の私道にフェンスをつけてもらった。私道を利用する人に嫌がらせだと思われないよう、私が「イノシシお断り」の表示板をとりつけた(これが「こんなところにイノシシが出るのか」と道行く人の話題となっている)。   

しかし、今年9月、イノシシは誰かが閉め忘れた間に忍び込み、母の畑の収穫前のサツマイモをほとんど(小芋が2~3個残っていた)食べてしまったのだ。その夜、母は、フェンスが開いているのを見つけ、閉めて家に入ったところ、イノシシはまだ畑にいたらしく、何度かフェンスに体当たりし、戸っ手が拍子で上がった隙間から逃げて行ったそうだ。母は「楽しみにしていた芋は取られるし、それよりもまだイノシシがいたことにびっくりし、怖かった」と語っていた。母宅は決して山間部ではない。庭から呉の海上自衛隊の輸送艦(ヘリ空母)が見えるような市街地だ(その写真が下)。(この記事に関係ないが、今国会に出されている秘密保護法案が通れば、このような写真をブログにアップすると情報漏洩の罪で私は禁固10年の刑だ)

いずれにせよ、温暖化によるものと考えられる異常気象や気候変動により、自然災害が多発し、野生動物の生息状況にも大きな影響が広がりはじめている。温暖な湿潤気候に恵まれている日本列島に住む私たちは、水不足に見舞われることはあまりないが(もちろん四国などは大変)、台風や豪雨などの被害が頻発している。火山列島で地震も多い。安部首相は、「国民のために」というのであれば、軍事優先ではなく、自然災害対策と温暖化防止にこそ日本が率先して取り組み、国民が安心して暮らせる国づくりにがんばってもらいたいと切に願う次第だ。